薄力粉を使ったスコーン作りに興味があるけれど、
「スコーン作りが初めてだから、うまく作れるか不安」
「スコーンレシピが多すぎて、どれで作ればいいか分からない」
と悩んでいませんか?
この記事では、スコーン初心者でも取り組みやすいよう難易度別に紹介する薄力粉を使ったスコーンレシピや、スコーン作りで悩みがちなポイントをQ&A形式でまとめました。
この記事さえ見ればもうスコーン作りで悩む必要なし。材料別で仕上がりにどんな差があるのかも詳しくまとめているので参考にしてみて下さいね。
【初心者用】ヨーグルトスコーンから始めよう!失敗しにくいのにサクふわに仕上がる

スコーン作りの初心者におすすめしたいのは「ヨーグルト入りのプレーンスコーン」です。
ヨーグルト入りのスコーン生地は扱いやすく、冬場なら生地を冷蔵庫で寝かせず、作ったらすぐ焼くことができます。
材料|ヨーグルトスコーン6~8個分
- 薄力粉 200g
- ベーキングパウダー 6g
- 砂糖 20g
- 有塩バター 50g
- 無糖ヨーグルト70g
- 牛乳 30g
事前準備
○牛乳とヨーグルトはまぜておく
作り方|大切なポイントはこねすぎないこと
ヨーグルトスコーンの作り方をまとめました。
【レシピ:ヨーグルトスコーン】
- 粉類をふるう
- ①にバターを加える
- 指先でこするようにしながら混ぜる
- 牛乳・ヨーグルトを加え、切るように混ぜる
- 半分に切って重ね、のばすという作業を3回繰り返す
- 5㎝の丸型で型抜きをする
- 200度に予熱したオーブンで15~20分焼く
おいしいスコーン作りのポイントはこねすぎないこと。こねすぎると仕上がりが固くなるので、注意してくださいね。
①粉類をふるう

薄力粉・ベーキングパウダー・砂糖をボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜます。
この工程は粉ふるいの代わりです。薄力粉のかたまりがなくなるようしっかり混ぜて下さいね。
②①にバターを加える

バターは手でつぶすように混ぜるので、余力があれば小さく切っておくと作業がしやすいです。
③指先でこするようにしながら混ぜる
バターのかたまりが大きければ手でつぶしながら混ぜ、粉全体にバターがいきわたるよう指先でこするようにしながら混ぜます。
混ぜ終わるタイミングは粉全体が黄色っぽくなるまで。
バターは小豆大の大きさのものなら残っていても大丈夫です。ボウルの中にある粉がムラなく黄色くなっていたら次の工程に進みましょう。
④牛乳・ヨーグルトを加え、切るように混ぜる

牛乳・ヨーグルトを加え、ゴムベラでさっくりと混ぜます。
このとき生地を練ってしまうと、焼き上がりの食感がぼそぼそになったり固くなったりしてしまうので注意が必要。
この時点では生地がまとまりにくいですが、次の工程でしっかりまとめることができるので、少々粉っぽさが残っていても次の工程に進んで大丈夫です。
⑤半分に切って重ね、のばすという作業を3回繰り返す

ボウルから生地を出し、半分に切って重ねる作業を3回繰り返します。
ある程度生地がまとまったら、ボウルの中に残っている粉類を生地の間に入れ込むようにして生地を重ねていくと、生地のこねすぎを防げます。

生地を半分に切る道具はスケッパーが使いやすいですが、もしなければゴムベラや包丁などでも代用できます。ご家庭にあるもので作業してみてくださいね。
⑥冷蔵庫で1時間以上冷やす

生地を3cmくらいの厚さにします。
夏場や生地がやわらかくなりすぎてしまったときは生地をラップで包み、冷蔵庫で1時間以上寝かしましょう。
生地が十分に固い場合や、時間がないときはこの工程をとばしても大丈夫です。
⑦5㎝の丸型で型抜きをする

型は5~8㎝の菊型や丸形を使いましょう。あまり複雑な形の型は焼き上げた後、不格好になってしまうことが多いので注意が必要。
型が無い場合は包丁で生地を切るだけでも大丈夫です。ご家庭にあるもので成形してみて下さいね。
⑧200度に予熱したオーブンで15~20分焼く

我が家では200度に予熱したオーブンで15、6分焼いています。しかし、オーブンによって焼き加減が変わることもあるので、様子を見ながら焼いてみて下さいね。
スコーンが一番おいしいのは焼きたて。冷めてから食べるときはオーブントースターなどで2~3分焼いてから食べてみて下さいね。
味|ヨーグルトの酸味はなし!ふんわり仕上がる

ヨーグルト入りのプレーンスコーンは外はサクサク、中はふんわりとした食感を楽しめます。
ヨーグルトを生地に入れているおかげで、コクや優しい甘さを感じることができるスコーン。
「スコーンといえばこれ。」と思うくらい、プレーンもアレンジもこのレシピで作っています。
【中級者用】卵を使うスコーンレシピ2選!やわらかい味に仕上がる
卵を使ってスコーンを作ると、卵ならではのうまみやしっとり感を感じます。しかし、生地がやわらかくなり、作業しにくくなるため、スコーン作り中級者用のレシピです。
【卵を使ったスコーン2選】
- 卵・牛乳を使ったそぼくな生地
- 卵・生クリームを使ったリッチな生地
ヨーグルト入りのスコーン生地でスコーン作りに慣れてから、チャレンジしてみて下さいね。
①【卵・牛乳を使う生地】卵の風味を感じるほっこりスコーン

卵のやさしい味とうま味を感じるスコーンです。入れる卵の量を調整することで、失敗しにくいスコーン生地に。
卵なしで作ったスコーンとはまた違った風味を楽しめるスコーンです。

②【卵・生クリームを使ったリッチな生地】サクふわしっとりでミルキーな後味

スコーン生地に卵だけでなく生クリームまで追加したリッチな生地で作るプレーンスコーンもあります。
この生地で作ったスコーンは、生クリームのミルキーな香りとしっとり感を感じるので、プレーンスコーンそのままでも満足感をしっかり感じられるスコーンです。
▼強力粉使用!薄力粉を使ったレシピは後日紹介予定▼

薄力粉を使ったプレーンスコーン作りのQ&A
スコーン作りで悩みがちなポイントをQ&A形式でまとめました。
強力粉と薄力粉で仕上がりの違いはある?
強力粉で仕上げるスコーンはパンのようなむっちりとした仕上がりで、薄力粉を使うスコーンはお菓子のようにふんわりと仕上がります。
強力粉は水分をしっかり吸います。強力粉用のレシピをそのまま薄力粉に置き換えてしまうと、生地がべたべたとし失敗する可能性が高いので注意しましょう。
米粉を使ってスコーンを作れるの?
作れます。詳しいレシピや味わいは後日まとめますね。
ヨーグルトを使わず、牛乳のみだとどうなるの?

ヨーグルトを入れたものよりも、表面がざっくりとしたスコーンが作れます。
牛乳の味を感じるスコーンなので、牛乳が苦手な方は水分が多いかぼちゃなどの具を練りこむなどアレンジすることをおススメします。

クリームチーズを使ってスコーンは作れるの?

クリームチーズを使ったスコーンは、バターの代わりにクリームチーズを粉類をこすり合わせるように混ぜたあとは、バターを使ったスコーンと変わらない手順で作れます。
【クリームチーズスコーン(プレーン)のレシピ】
材料(6個分)
- 薄力粉 200g
- ベーキングパウダー 6g
- 砂糖 25g
- クリームチーズ 100g
- 牛乳 80g
200度に予熱したオーブンで15~20分焼いたら完成
たくさんクリームチーズを使っていますが、クリームチーズの味はほとんどしないのが悲しいところ。
クリームチーズが好きという人にはクリームチーズスコーンより、普通のスコーンにクリームチーズをはさんだスコーンサンドをおすすめします。
アーモンドプードルが入ったスコーンを作ってみたい!
アーモンドプードルを使うと、アーモンドの香りをしっかり感じるお菓子のようなスコーンが作れます。詳しいレシピや味わいは後日まとめますね。
スコーンはフードプロセッサーが無いと作れないの?
フードプロセッサーがあるとより楽に生地作りはできますが、なくてもスコーンは作れます。
私が紹介するスコーン生地はほとんどフードプロセッサーを使わないレシピなので、参考にしてみて下さいね。
スコーンのバターは有塩?無塩?
スコーンのバターは有塩でも無塩でも作れます。
私が無塩バターを使ってスコーンを作る場合は、スコーン生地に塩を追加し、有塩バターを使う場合は塩を入れません。
好みの問題だと思います。
スコーンでバターなしレシピはある?
バターなしでスコーンを作るときの生地は生クリームを使ったものや、サラダ油やオリーブ油、こめ油などの液体油脂を使ったものがあります。
それぞれ、食感や風味が異なるので、詳細については順番に紹介していきますね。
▼スコーン作りの手間激減!?しっとりなめらか食感でミルキーな味▼

初心者でも簡単!薄力粉でプレーンスコーンを作ってみよう
ヨーグルトスコーンは初心者でも扱いやすい生地で、仕上がりはふんわりと軽く、とても食べやすいです。
【スコーン作りのポイント】
- 水分が足りないときは牛乳を小さじ1ずつ追加してみよう
- 抜型が無いときは包丁で切るだけでもOK
- 24時間以内であれば、冷蔵庫で寝かしても大丈夫
卵入りや牛乳のみ、生クリームを使ったり液体油脂を使ったりするなど、アレンジ自在。スコーン作りを楽しんでみて下さいね。