七夕が近くなってきたけれど、
「給食でそうめん料理を食べるみたいだから、家ではそうめん以外の料理を作りたい」
「七夕に子供が料理をしたいと言っているけれど何を作ろう?」
と悩みますよね。
この記事では、七夕の由来やレシピ、星形の料理が作れるグッズと食材、七夕料理を考えるのが面倒な人向けのサービスをまとめました。
七夕は平日のことも多いので忙しいかもしれませんが、子供も手軽に作れるメニューをまとめたので、無理のない範囲で七夕料理を作ってみて下さいね。
七夕ってどういうイベント!?
織姫や彦星で有名な七夕のイベントですが、由来や行事食を知ると、いつもの七夕をもっと楽しむことができます。
私が一番おどろいたのは、神事や行事から七夕ができたといわれていること。
他にも行事食や短冊のお願いごとについてもまとめたので、参考にしてみて下さいね。
七夕の由来は「日本古来の神事」や「中国の行事」
七夕は日本古来の神事「棚機(たなばた)」と中国の行事「乞巧奠(きこうでん)」が合わさってできたものだと考えられています。
「棚機(たなばた)」とは古い日本の禊ぎ(みそぎ)行事で、乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈ったり人々のけがれをはらうというものでした。
「乞巧奠(きこうでん)」は、中国の行事で7月7日に織女星にあやかってはた織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習から生まれました。
織姫や彦星のロマンチックなお話だけでなく、神事や行事などの文化が結びついて七夕ができたことが分かります。
「索餅(さくへい)」からそうめんへ変わった行事食
現在では七夕にそうめんを食べる風習が有名ですが、そのそうめんは中国伝来の「索餅(さくべい)」が由来となっています。
そうめんのルーツは、中国伝来の「索餅」(さくべい)という小麦粉料理だといわれています。
索には縄をなうという意味があり、縄のようにあんだ小麦粉のお菓子のようなものだと考えられています。
索餅を食べると1年無病息災で過ごせるという言い伝えもあり、一般的に広まったあと索餅からそうめんへと姿を変え、現在でも七夕にそうめんが食べられています。
短冊は5色!お願い事は「物事の上達」がおススメ
はた織りや裁縫が上達するようにとお祈りする風習から生まれた乞巧奠(きこうでん)が七夕の由来なので、短冊にはモノが欲しいという願い事よりも物事の上達を書くほうが良いです。
短冊の色は中国の陰陽五行説に由来する青、赤、黄、白、黒の5色の飾りを飾ることで、厄除けをするという意味があります。
短冊以外にも吹き流しやくずかごにも5色は使われているので、ご自宅で七夕飾りを準備するときも青、赤、黄、白、黒の5色を意識してみてくださいね。
短冊の色にも由来があったんだね!
今年は5色の飾りを作ってみようかな
子供も作れる簡単な七夕料理7選
七夕はそうめん料理が簡単だけれど、そうめん以外に何を作ればいいか悩むときもありますよね。
【七夕に作ってみたい料理7選】
- 七夕オムライス
- 七夕ドライカレー
- ちらし寿司
- 天の川ビビンバ
- 餃子の皮のお星さまピザ
- キッシュ
- 生春巻き
簡単に作れるそうめん以外のレシピをまとめたので、七夕のご飯を作るときの参考にしてみてくださいね。
①いつものオムライスに星型チーズをトッピング!「七夕オムライス」
オムライスの上に飾るスライスチーズやハムは型抜きするだけ、ケチャップライスは包丁を使わずに作れるので、火を使った料理にチャレンジできる子供なら1人で作れます。
まだ火を使って料理をしたことが無い子供は、炒めたケチャップライスをお皿に盛り付けしてもらったり、型抜きや飾り付けのお手伝いをしてもらってもOK。
野菜が少し足りない場合は、オクラのおひたしや星型に型抜きした野菜をオムライスの横に添えるとかわいいオムライスプレートになります。
いつものオムライスを七夕風にするだけなので、好き嫌いなく食べることができますね。
➁星がきらめく「七夕ドライカレー」
星型に切った野菜をドライカレーの上の飾るだけなので、包丁や火を使った料理が作れる子供なら1人で作れます。
ドライカレー用の野菜のみじん切りは、子供がすると手を切ってしまう可能性がありますが、みじん切り器を使うとケガの心配もないので安心。
みじん切り器なら包丁を使えない子供でも使えますし、型抜きや盛り付け以外にも作業をさせてあげることができます。
ドライカレーの中にピーマンなど子供がニガテな野菜を入れておくと、カレーの味付けで食べてくれるので、色々な野菜を入れてみてくださいね。
③星型チーズの飾りがカワイイ「ちらし寿司」
ケーキ型で作るちら寿司なので子供が盛り付けてもぐちゃぐちゃになりにくく、お手伝いができるようになった子供なら盛り付けを楽しめます。
マグロやサーモン、イクラなどの生ものが食べられない子供は、エビの量を増やしたり、枝豆やアボカド、カニカマなど追加してもOK。
兄弟が多い場合は、1人分の量でちらし寿司を作ってもらうとケンカになりにくいです。
野菜が少なくて気になる場合は、サラダやスープを追加するとバランスの良い食事になるので、ちらし寿司と一緒に作ってみて下さいね。
④野菜の川にお星さまがたくさん「天の川ビビンバ」
材料を天の川風に並べて、オクラやコーンを飾り付けるビビンバはたくさん作業が必要なので大人が材料を切る、子供が味付けをするなど作業を分担すると楽しく料理ができます。
火を使える子供ならひき肉を炒める作業、包丁を使える子供ならオクラを切る作業、お手伝いができる子供ならパプリカの型抜き作業をさせてみましょう。
野菜をたくさん食べられるので、ビビンバ1品でバランスよく栄養を取ることができます。
大人はキムチなど辛いものを盛り付けたり、豆板醤やコチュジャンと一緒に炒めたひき肉に変えると親子で満足できますね。
⑤思いつくまま具材をのせてみよう「餃子の皮のお星さまピザ」
餃子の皮を星の形に型抜きし、キッチンバサミで切ったハム、コーン、チーズをのせて5分焼くだけで作れる簡単ピザなので、はさみを使える子供なら1人で作れます。
ピザを焼く作業や取り出す作業はヤケドの可能性があるので、大人がお手伝いすると安全に作業できます。
餃子の皮は丸のままピザにしてもかわいいですし、星型に切り落とした残りの皮は油で揚げるとおやつに大変身。
餃子の皮にのせる具次第で色々な味のピザを作れるので、親子で楽しみながらピザ作りをしてみてくださいね。
⑥星型の夏野菜でカラフルに「キッシュ」
星型に型抜きしたパプリカやピーマン、ハムなどと一緒に焼くキッシュは、子供1人でも無理なく作れます。
しかし、オーブンで焼く作業、取り出す作業はヤケドの可能性があるので大人がお手伝いしましょう。
型抜きをした切れ端は刻んでキッシュの生地に入れるので、型抜きした野菜やハムの切れ端が余って困るということもありません。
大きな型でキッシュを作っても良いですが、盛り付けするときに兄弟でケンカをしそうな場合は、小さな型でキッシュを作ると仲良く作ることができます。
⑦オクラやパプリカで作った星が楽しい「生春巻き」
生春巻きは中の具材を大人が用意すれば、子供だけで楽しみながら巻くことができます。
中に巻く具材を好きに変えることができるので、野菜をいっぱい巻くとサラダの代わりに。
水菜ならキッチンバサミで切れるので、包丁が使えない子供でも中の具材の準備をお手伝いできます。
カレーやオムライスなど野菜が少ないかな?と気になる料理の副菜として、1品生春巻きを用意すると、野菜をしっかり食べられる献立になります。
七夕に子供と作ってみたい即席デザート7選
七夕当日でも子供と作れる簡単デザートレシピまとめました。
【七夕のデザート7選】
- ホットケーキ
- 星がきらめくブラマンジェ
- さくさくチョコクッキー
- かぼちゃ白玉
- フルーツポンチ
- 星型パイケーキ
- 星型焼きドーナツ
織姫や彦星、天の川をイメージしてお菓子をデコレーションすると七夕風のデザートを作れるので、子供とお菓子作りを楽しんでみてくださいね。
あまり手の込んだ料理が作れないときは、お菓子作りがおススメ
①「ホットケーキ」にクリームや果物を盛り付けて七夕アレンジ
ホットケーキを焼いてホイップクリームや果物を盛り付けるだけなので、火を使って料理ができる子供なら1人でも作れます。
果物を星型に型抜きをしたり、アラザンを飾るとより七夕風のホットケーキを作れます。
忙しくてホットケーキを焼く時間もない場合は、カステラ、ホイップクリーム、果物缶を買って盛り付けだけ楽しんでもOK。
幼稚園や小学校から帰ってきた時のおやつにもピッタリなので、子供と楽しみながら作ってみてくださいね。
➁市販のゼリーで手抜き!星がきらめく「ブラマンジェ」
電子レンジを使って作ったブラマンジェの上に、市販のゼリー、モモの缶詰を飾るだけなので子供でも簡単に作れます。
子供が手軽に作れるよう市販のゼリーを飾り付けに使いましたが、ハワイアンブルーの氷みつで作ったゼリーをのせると青空のようなブラマンジェに。
電子レンジで作るブラマンジェは、鍋で作るよりダマができやすいので、どうしてもダマが気になるようであれば型に移し替える前にザルでこすと口当たりがよくなります。
モモの缶詰以外にも果物やアラザンをのせるとはなやかなブラマンジェになるので、子供と作るときに色々のせてみて下さいね。
③卵不使用!オーブントースターで5分焼くだけの「サクサクチョコクッキー」
ビニール袋で混ぜるだけなので洗い物も少なく、手も汚れないので小さな子供でも一緒にクッキー作りを楽しめます。
オーブントースターを使う作業はヤケドの可能性があるので大人がしましたが、それ以外は子供たちだけで作ることが可能。
今回はブラックココアと星形のチョコを使いましたが、プレーン生地で作ったり型抜きをしてもかわいいクッキーになります。
オーブントースターで5分焼くだけとかなり仕上がりも早いので、幼稚園や小学校から帰ってきた後のおやつにもピッタリです。
④7大アレルゲン不使用!アラザンを天の川風に「かぼちゃ白玉」
かぼちゃ白玉をゆでる作業はヤケドの危険がありますが、ナベにさわらないこと、白玉を優しくお湯に入れることを教えると子供でもチャレンジ可能。
カボチャと白玉粉、あんことアラザンしか使用していないので、アレルギーがある子供でも安心して料理に取り組めます。
白玉粉をこねる作業や型抜きは、粘土遊びのように楽しみながら料理をしてくれます。
ゆであがった白玉はあみじゃくしなどを利用するとやけどの危険が減るので、様子を見ながら挑戦させてみて下さいね。
⑤メロンが星型の器に!見た目が楽しい「フルーツポンチ」
器になるメロンは大人が切りましたが、種を取る・くりぬく作業、盛り付けは子供だけでできました。
イチゴはプラスチック包丁でも切れるので、小さな子供でも果物を切る作業にチャレンジ可能。
私が子供と作ったときは、子供がくりぬきすぎて皮に穴が開きサイダーがもれたため、器に盛り付けてからサイダーをかけました。
サイダーがもれてしまったメロンの皮を見て、「ここに穴が開いたらジュースが出てくるんだ」と子供も料理と一緒に様々な発見を楽しんでいました。
⑥パイを割って作る「なんちゃってパイの実」
冷凍パイシートを型抜きして焼くだけなので小さな子供でも簡単に作れますが、オーブントースターを使うときはヤケドの可能性があるので大人が作業をします。
パイ生地の間にクリームをはさむ場合、ふくらみすぎないよう生地を焼く前に薄くのばす必要がありますが、小さな子供が均一な厚さに生地を伸ばすのは大変。
生地を伸ばさず型抜きし、焼いた後に半分に割る方が小さな子供でもスムーズに作業ができます。
今回は生クリームをはさみましたが、チョコやジャムなど中身を変えると味が変わって楽しいので、子供の好きなものをはさんでみて下さいね。
⑦デコレーションでキラキラのお星さま「焼きドーナツ」
焼きドーナツはメレンゲを使わずベーキングパウダーを使ってふくらましているので、子供が生地をまぜすぎても失敗しにくいです。
型に生地を流し込むときは絞り袋を使うとこぼす心配がありませんが、しぼり袋に生地を入れすぎると子供が力を入れすぎたときに反対側から生地がこぼれることもあるので注意が必要。
6歳の子供に作ってもらったところ、オーブンで焼く、取り出す作業以外は子供だけでできていました。
型は100均で買えますし、ハートの型や飾りを変えると七夕以外のイベントにも使えるのでチャレンジしてみて下さいね。
いつもの料理を七夕風にする便利グッズ3選
忙しくて七夕料理はなかなかチャレンジできない時には、星型のグッズを使うと七夕風の料理を手軽に作れます。
【七夕で使える便利グッズ】
- 星型のクッキー型
- 巻きす
- 星型のお皿
織姫や彦星を作るのは大変ですが、星形を飾るだけなら手軽にできますし、クリスマスのときにも使えるので長く活用できます。
星型の型抜きで野菜や果物を七夕風に
野菜や果物に星形の型抜きを使うだけで手軽に七夕風の料理ができますし、小さな子供でも簡単に型抜きができるので楽しいお手伝いをさせてあげることができます。
ハート型だと嫌がる男の子もいますが、星型なら子供の性別を気にしなくても大丈夫。
初めて子供に型抜きをさせるなら、クッキーの生地のような柔らかいものよりもハムやチーズなど少しかためのものの方が失敗しにくいです。
かわいく型抜きをした食べ物は好き嫌いの解消に役立つこともあるので、子供と一緒に型抜きを楽しんでみて下さいね。
星型の巻きすでカワイイ細巻きを作ろう
巻きすを使うとおにぎりやおかずを一気に星形にできるので、兄弟がいる家庭でも星形のメニューを手軽に準備できます。
また、みんな同じ形のものを準備できるので、兄弟でケンカになりにくいです。
ぎゅっと握るだけで星形の料理が作れるので子供でも簡単にチャレンジできるので、ご飯やおかずを星型にして、七夕風の料理を作ってみて下さいね。
星型のお皿に盛り付けするだけで七夕風に
星形のお皿に盛り付けるだけで一気に七夕風の食事になりますし、七夕以外のクリスマスやお誕生日でも使えます。
星形のお皿以外にも星形のコップや箸置きも使うと、普段の食卓が七夕風に大変身。
星形のお皿があると食卓がはなやかになるので、忙しくて七夕料理を作れない時は星形のお皿を使ってみて下さいね。
七夕風の料理に使いたい食材!天の川をイメージしよう
いろいろな色を使って七夕風の料理を作ってみたいときに、準備しやすい食材をまとめました。
星形に型抜きしたり、スイーツ作りの色にこだわると七夕風の食事を簡単に作れるので、参考にしてみて下さいね。
型抜きして使おう!星の材料になる食材9選
星の形に型抜きしやすい食材の中で、子供でも型抜きしやすい食材をまとめました。
【星形にできる食べ物】
- 【赤】かにかま
- 【赤・オレンジ・黄】パプリカ
- 【黄】卵
- 【黄】チーズ
- 【オレンジ】にんじん
- 【ピンク】ハム
- 【白】きゅうり
- 【白】バナナ
- 【白・黄】缶詰めのモモ
パプリカやニンジン、キュウリは少しかたいので、子供が型抜きするときは大人が少し手伝いをするとスムーズに作業できます。
ハムやチーズなら1歳以上の子供でも簡単に型抜きできるので、子供がやりたがったときにさせてみて下さいね。
七夕風のお菓子作りに使える食材
七夕の作ったスイーツにアラザンや星形のお菓子を添えるだけで、はなやかな七夕メニューになります。
【七夕風の食材】
- ハワイアンブルーのかき氷シロップ
- アラザン
- 星型のラムネやアメなどのお菓子
ハワイアンブルーのかき氷シロップはゼリーを作ったり、炭酸水で割ってジュースにしてもOK。
お菓子作りのときに少し七夕風の飾りがあるとより七夕を楽しめるので、使ってみて下さいね。
七夕にはそうめん以外のレシピもたくさんある!子供と料理を楽しんでみよう
七夕は平日のことも多く、子供が給食でそうめん料理を食べていることもあるので、そうめん以外の料理を作って子供と七夕を楽しんでみましょう。
子供に好き嫌いがある場合は、いつもの食事に星形の食材を飾り付けたり、七夕風のデザートをつけてみると食卓がはなやかに。
子供に七夕料理を作ってあげたいけれど面倒だと思う人は、便利なサービスを使ってみてもいいですし、子供と楽しく料理をしてみるのも良いですね。
七夕の日は忙しいかもしれませんが、幼稚園や学校でお祝いすることも多い行事なので、おうちでも楽しんでみて下さいね。